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2010年4月18日 (日)

「しあわせの隠れ場所」Ⅱ

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アメリカンドリームにもいろいろな形があるけれどこれもそのひとつだろう。
人々の善意が実って大きな果実となった。
素晴らしいことだけれど 思いっきり懐疑的にみてやろうと思って見始めたが、
初っ端から涙が止まらない。

震えるような寒さの中、家路を急ぐ4人の家族の高級車のヘッドライトに
半袖シャツ一枚でとぼとぼと歩く ビッグ・マイク の姿がうつる。子供たちと
同じカソリックの学校に通うホームレスの少年だった。
思わず車を止めさせる リー・アン。 少年に語りかけた時 義侠心のある
彼女の心のスイッチが入ったのだ。
止むに止まれない気持ち、頭ではなく心が行動をおこさせる。

アメリカ南部の上流の女性を 「サザン・ベル」 というそうだ。 南の佳人。
美しくて強い スカーレット・オハラ のような女性を。
リー・アンはその強い心で困難をすべて排除して少年を護っていく。

白人の家庭が黒人の少年を家族として受け入れるという違和感も南部の話
だというところに私たちを納得させるものがある。他の地域とは違い白人と
黒人との間で培ってきた長い歴史があるから。

オスカーを取ったくらいだからサンドラ・ブロックの演技は主人公そのものだった。
しかしそれもエンド・ロールにNFLのスター マイケル・オアー 本人と一緒に写る
本人の リー・アンの写真を見るまでのこと。 一目で全てを物語っていた。
とっても小柄な金髪の彼女は写真だけなのに、動いて表情を見せているわけ
でもないのに途轍もなくガッツのある女性だということがすぐにわかった。
どんなに良くできた映画もリアリティには勝てないのかなあ。

実物の マイケル・オアー、リー・アン、息子のSJ たちの姿を見てモヤモヤして
いたものがすっきりした。

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