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2011年6月 2日 (木)

「死角」

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マイクル・コナリーは、今一番気に入っている作家です。

ジャンルはハードボイルド・ミステリーということになって
いますが、昔のハードボイルドの概念からはちょっと外
れているように思います。

「死角」の主人公はLA市警の刑事であるハリー・ボッシュ
ですが、彼の複雑な生い立ちと切ないまでの被害者への
同情心と思い入れがどの作品にも深みを与えています。

ボッシュのシリーズだけでも13冊にもなりますが、彼は今
私が一番心惹かれる男性なのです。

「死角」の中の彼の台詞を一言:

ボッシュはレイチェルの顔の絆創膏を指さした。

「バタフライテープを貼っているの。四針縫ったわ」

「傷が残らないか?」

レイチェルはかまいやしないというかのように肩をすくめた。

だが、ボッシュはかまった。

傷痕のある女性が昔から好きだった。なぜだかわからないが。

レイチェルはFBIの捜査官です。

ハリー・ボッシュは何人かの素敵な女性と出会って愛し合う
のですが、犯罪を憎む気持ちが強すぎるせいで仕事ばかり
するのとその不器用さから関係は長続きしないのです。

読書家でいらした児玉 清さんも海外ミステリーのファンだった
と聞いてちょっと嬉しくなりました。

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