読書
実はまたまた結膜下出血で右目が真赤に…
自分では何ともないのですが傍目にはどうにも
気になるようなのです。
痛々しくて…
それで眼帯をする訳にもいかず、色の薄いサン
グラスを作りに行きました。
Zoffで枠とレンズの色を決めて、出来上がるまで
40分とか…
三省堂書店で時間を潰すことにしました。
佐藤 優さんの新刊を買いました。日本の最高の
知性のお一人です。
まえがきには、
「ネット環境が充実した結果、知的退行が起きている。
このような状況から抜け出すためには、自覚的に
”読む力”を強化しなくてはならない。(中略)
現下日本では、客観性、実証性を軽視もしくは無視
して自分が欲するように物事を理解する反知性主義が
大手を振って歩いている。(中略)
こういう時代状況に歯止めをかけることができるのは、
古典的な啓蒙だと思う。ポストモダニズムの流行以後
私たちが軽視していた旧来型の教養を取り戻さなけれ
ばならない。(後略)」
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コメント
こんにちは。
「ネット環境が充実した結果、知的退行が起きている」というのは、残念ながら全く同感です。基本的に、情報量が多すぎるのがいけないのだと思いますが、人はそれぞれの情報に接する時間を短時間で済まそうとするし、情報を提供する側にも、ちょっと見て解るようなやり方が求められていると思います。そういう事を繰り返しているうちに、2、3分で解る事でないと解らない人たちばかりになっていくのではないかと思うと、怖ろしいです・・・。
結膜下出血は、うちの母がよくなります。
薄い色のサングラスは、良いですね。
どうぞお大事になさってください。
投稿: Ariane | 2017年2月19日 (日) 15時44分
Arianeさん、
そうですね。今はみんな楽をしようとしていてそれができる環境にありますね。私も流されています。
今は大学も人気の学科が変わったようですが、私の時代は大学とは役に立たない学問をしに行くところだったような気がします。いい時代だったのですね。それでも就職ができたのですから。
今は大変ですから実務に走るのは無理もないですが、それでも専門外にも寄り道をして視野を広げて欲しいものです。
私もまだ遅くはないと自分に言い聞かせ多少なりともアカデミックな要素を生活に取り入れる年にしたいと思っています。
投稿: silkribbon | 2017年2月20日 (月) 09時21分